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インフォマーシャルで結果を出すためには、テレビショッピングの過去の番組事例から成功パターンを学ぶことが大切です。また、インフォマーシャルには向き不向きがあります。
インフォマーシャルに適した商品やサービスを題材に番組を制作することで、さらに訴求力を高められます。この記事では、インフォマーシャルの成功事例や、インフォマーシャルに向いた商品の特徴を紹介します。

インフォマーシャルの成功事例

インフォマーシャルはさまざまなテレビ局で、毎日何千分、何万分の番組が放送されています。
そのなかでも、インフォマーシャルの成功事例を3つ紹介します。

開発者や愛用者の声を紹介し、説得力のある映像を作り上げた「美容液」の成功事例

エイジングケア用の「美容液」の事例では、インフォマーシャルならでは長尺を活かし、視聴者が「自分もこの商品を使いたい」「エイジングケアをしたい」と思えるような説得力のある映像を作り上げています。

インフォマーシャルでは、美容液の研究開発チーム自身が美容液の効果効能の解説や商品開発の経緯の説明を行ったり、美容液の経皮吸収実験の実演を行ったりすることで、商品の信頼性を客観的にアピールしています。

また、愛用者の声や街頭リサーチの映像を取り入れることで、視聴者が思わず共感できるようなインフォマーシャルを制作しています。

クリエイティブテストが功を奏した「エチケット用品」の成功事例

食品タイプの「エチケット用品」の事例では、クリエイティブテストが功を奏し、「売れる切り口」を見つけることに成功しました。

放送テストの段階では、冒頭(アバン)から商品によって消費者が元気で前向きな自分を取り戻したようなイメージの「ポジティブ」なタイプと、消費者が、自身の悩みによって気分が落ち込み、自信を失っているような問題に着目した「ネガティブ」なタイプの2種類のインフォマーシャルを用意しました。

ABテストの結果、「ポジティブ」なタイプの番組のほうが視聴者のレスポンスが良かったため、ポジティブ訴求を軸にインフォマーシャルをさらに複数パターン改稿しました。

以降もテストを繰り返し、番組内容の改善に取り組んだ結果、長期間に渡って売れるロングセラー商品に成長しました。

著名タレントを起用し、安心感をアピールした「健康サプリメント」の成功事例

「健康サプリメント」のインフォマーシャルの事例では、冒頭(アバン)に著名タレントを起用することで、視聴者の興味関心を引きつつ、サプリメントの安心感をアピールしています。

著名タレントの映像の合間に、商品の効果効能を説明するカットや、愛用者自身が商品の魅力を語るカットを入れることで、視聴者を飽きさせない映像づくりに成功しました。

また、サプリメントが適正製造基準(GMP)を取得した国内工場で生産されていることを紹介し、品質へのこだわりも表現しています。

短尺のインフォマーシャルながら、著名タレントの起用、効果効能の説明、愛用者の声、商品の安全性や信頼性のアピールなど、さまざまな演出を効果的に盛り込んだ事例です。

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インフォマーシャルが向いている商品・業界

商品や業界によって、適した広告媒体は異なります。ここではインフォマーシャルの出稿量データに着目しながら、向いている商品・業界を3つ紹介します。

もっとも出稿量が多い「健康食品」

インフォマーシャル全体の出稿量のなかでも、もっとも多いのが「健康食品」のカテゴリーの番組です。

日本流通産業新聞の調べによると、健康食品のカテゴリーのインフォマーシャルの放送回数は、1ヶ月に約4,000回と全体トップです。[注1

青汁、滋養強壮、美肌対策、機能性表示食品など、さまざまな種類の健康食品のインフォマーシャルが制作されています。

 健康食品がインフォマーシャルに適している理由は、性質上、説明が必要な商品であるため、映像のなかで、愛用者の声、製造工程、効果効能のアピールなど、演出上、時にはメーカーの社員が出演し、信頼性や飲みやすさ、継続することの重要性などをしっかりアピールできるという点にあります。

[注1] 日本流通産業新聞:【インフォマーシャル〈出稿量データから見る商品戦略〉】第2回 健食2社の出稿グラフに規則性

健康食品に次いで出稿量が多い「美容・エステ・健康器具」

健康食品に次いでインフォマーシャルの出稿量が多いのが、「美容・エステ・健康器具」です。

日本流通産業新聞の調べによると、美容・エステ・健康器具のカテゴリーのインフォマーシャルの放送回数は1ヶ月に約2,000回で、健康食品のカテゴリーのおよそ半数です。

美容・エステ・健康器具、ファンデーションなどのメイクアップ系の化粧品などのインフォマーシャルを制作するメリットは、体験者のビフォーアフターを演出できる点です。

テレビ広告は映像、音楽、効果音など五感に訴えかける演出が可能なため、美容効果や健康効果を効果的にアピールできます。

放送回数が上位を占める「食品・飲料」

放送時期によって変わるものの、「食品・飲料」カテゴリーのインフォマーシャルも、放送回数の上位を占めています。

食品・飲料のインフォマーシャルも、映像、音楽、効果音などを駆使し、視聴者が思わず「食べたい」「飲みたい」と思えるようなシズル感のある演出が可能です。

「短尺でインパクトのある演出をする」「長尺で商品の良さをじっくり伝える」など、食品・飲料カテゴリーでは、商品によって放送尺を使い分けることが売上アップのポイントです。

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インフォマーシャルの制作を依頼する流れ

インフォマーシャルの制作は、大きく5つのステップに分けられます。

  1. ヒアリングを受け、番組構成や放送尺を決める
  2. テレビ局の局考査に通過する
  3. インフォマーシャルの撮影・編集
  4. テレビ局のチェック後、放送スタート
  5. 効果測定を行ない、視聴者のレスポンスを分析

まずはインフォマーシャルの制作会社に問い合わせ、ヒアリングを受けるところからがスタートです。

 商品内容や商品をアピールする際の訴求内容を伝えて、番組構成や放送尺、出稿する波種などを概ねイメージし、決めていきます。

台本を作成したら、例えば、BSやエリアパワーの強いローカル局などに、確実に出稿したい局がある場合は、事前にテレビ局の局考査を受けておいた方が良いでしょう。

 もし局考査でNGが出たら、台本の変更が必要です。

インフォマーシャルの構成や、表現などが決定すれば、インフォマーシャルの撮影や編集を行ない、MAというナレーション、SEなどの音響効果を入れて、完パケ(素材の完成)です。

テープをテレビ局に送り、考査チェックでOKが出たら、各局のメディア(広告)のバイイングを行い、コールセンター側での受電体制も整えば、スタートできます。

放送終了後はコールセンターより、呼量、応答数、応答率、受注数、受注率、定期率など視聴者のレスポンスを分析し、効果測定を行って、次回以降のインフォマーシャル制作に活かします。

【参考記事はこちら】:インフォマーシャルの費用相場や効果を高める3つのポイント | 通販支援ノート (nissen.biz)

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インフォマーシャルの制作パートナーの選び方

インフォマーシャル制作で失敗しないためには、パートナー選びが大切です。

ここでは、パートナーを選ぶポイントを紹介します。

実績や得意分野をチェックする

インフォマーシャルの制作会社によって、得意分野や向き不向きが異なります。

たとえば、一般的なテレビショッピング番組の制作が得意な会社もあれば、近年人気が高い旅番組風の番組制作が得意な会社もありますし、バラエティー番組を得意とする制作会社が通販番組を制作しヒットさせるようなケースもでてきました。

制作会社のホームページには、過去の制作実績が掲載されています。

まずは制作実績をチェックし、紹介したい商品やサービスに合った制作会社かどうか自身の目でチェックすることが大切です。

広告代理店を選ぶ

インフォマーシャルは、制作したら終わりではありません。

インフォマーシャルの制作後、各局へメディア出稿することになり、この領域での広告代理店との連携も不可欠になってきます。
また制作したインフォマーシャルの映像をよりレスポンスがとれる素材へとブラッシュアップし、改稿する際に、どのカットをどのように改善するのかを分析しなければなりません。

制作会社を選定する前に、まずは信頼できる広告代理店がテレビを扱っているのかを確認しましょう。扱っていないのであれば、新たにテレビに長けた代理店を選定し制作会社の提案を受け、共にベストな選択をしていくことがおすすめです。

また、番組を見た視聴者からの受電業務も必要です。
インフォマーシャルの制作会社によっては、放送後の効果測定から受電業務まで、ワンストップで手がけるケースもありますが、そこまで対応している制作会社は非常に少ないため、パートナーとして広告代理店を活用し、制作会社やコールセンターの調整をより円滑にすすめることがおすすめです。

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インフォマーシャルの制作なら、ニッセンへ

インフォマーシャルの制作なら、ぜひニッセンへお問い合わせください。

ニッセンのインフォマーシャルの特徴は、従来のインフォマーシャルの良いところに加えて、他の広告主と費用を按分する「協賛型(キャラバン)」のスキームを採用している点です。

制作費を抑えながら、費用対効果の高い番組づくりが可能です。

まとめ:インフォマーシャルの成功事例に学び、魅力的な番組を制作しよう

魅力的なインフォマーシャルを制作するには、過去の成功事例に学ぶことが大切です。

この記事で紹介した成功事例をぜひ参考にしてください。

また、インフォマーシャルには向き不向きがあります。

「健康食品」「美容・エステ・健康器具」「食品・飲料」などは出稿量も多く、インフォマーシャルに適した商品です。