テレビ広告にはどんな種類がある?効果、料金、特徴などをご紹介

マス媒体を使用した広告として代表的なものが「テレビ広告」です。

近年では、インターネット広告費がテレビ広告の規模を抜きましたが、商品・サービス認知度の拡散力やブランディング力は、やはりテレビ広告が最も優れているといえます。

また、生活者からも「テレビCMで流れていたあの商品」と認知されることで、信頼性も高まります。そこで本記事では、テレビ広告の特徴や種類、メリット、デメリットなどをご紹介していきます。

テレビ広告とは

テレビ広告とは、番組中や番組と番組の間に放映される広告のことを指します。

テレビ広告は大きく分けて15秒、30秒、60秒、120秒のテレビCMや、5分のミニ番組、そして主に通販企業が利用している、14分、29分などインフォマーシャルに分けられます。

タイムCM

広告主が番組提供を行ない、その番組中に放映されるCMがタイムCMです。

テレビ番組の始まりと終わりには提供各社がテロップで映り、「この番組はご覧のスポンサーの提供でお送りいたします」とアナウンスされますが、これが番組提供であり、この番組内で流れているのがタイムCMになります。

スポットCM

スポットCMは、さらに次の2種類に分類されます。

ST(station break(ステブレ))

番組と番組の間に設定されているCM枠

PT(Participating commercial(ピーティー))

番組中に設定されているCM枠(タイムCM以外)

また、長尺の映像も流せる「インフォマーシャル」といったテレビ広告もあります。

インフォマーシャル

タイムCMやスポットCMは15秒~30秒の短尺ですが、インフォマーシャルは1分、2分、5分の短尺から、14分、29分といった長尺まであります。

インフォマーシャルはインフォメーション(information)とコマーシャル(commercial)の造語で、企業活動の宣伝やテレビ通販などでよく利用されています。

【参考記事はこちら】:テレビ広告を流す3つのメリットと2つのデメリットを紹介

テレビ広告費の成長予測

株式会社電通が発表している『世界の広告費成長率予測(2021~2024)』によると、2021年はコロナウイルスの影響によって低成長だった2020年から大幅に回復し、17.0%、2022年は9.2%と予測されています。

日本の広告市場も回復傾向にはあるものの、2022年は3.5%とまだまだ低成長が続くと予測されています。では、全世界で見る2022年の広告媒体別成長率予測はどのようになっているのでしょうか。

・テレビ 3.8%

・新聞 -4.2%

・雑誌 -7.7%

・ラジオ 2.0%

・映画館 23.4%

・屋外/交通 12.8%

・デジタル 14.8%

全世界で見る2022年の広告媒体別成長率予測

4つのマス媒体の中ではテレビが最も高い成長率予測となっています。

テレビ広告の特徴

ここではテレビ広告の特徴についてご説明していきます。

即効性に優れている

テレビ広告は、全国規模(もしくは都道府県別の全域)で同時に商品・サービス、企業活動を告知できるため、大人数の人から認知されるといった即効性に優れています。

説得力がある

テレビ広告は商品を360°から映し出すことができ、音声によっても告知できるため、視覚だけ、聴覚だけ、平面画像やテキストのみといった他媒体に比べると、とても説得力があります。

信頼性がある

新聞や雑誌といった媒体同様に、テレビ広告も放送広告基準に適合した媒体であるため、信頼性があります。

親近感がある

テレビは老若男女を問わず、大勢の人が毎日の生活の中で利用しているため、とても親近感がある媒体といえます。

【参考記事はこちら】:通販会社が支援してくれるということがすごく安心できる テレビ成功事例インタビューはこちら!

テレビ広告のメリット、デメリット

テレビ広告のメリット

テレビ広告にはどのようなメリットがあるのか確認していきましょう。

老若男女問わず幅広い層にリーチができる

インターネットの普及でネット配信番組など、個々で動画を楽しむことができる現代ですが、家族がいるときはみんないっしょにテレビを見るといった家庭は今でも多いため、老若男女問わず、幅広い層に見てもらえるのがテレビという媒体です。また、最近では在宅勤務で、休憩のタイミング、気分転換、BGM代わりに日中にテレビを付ける層も増えています。

これまでまったく興味・関心のなかった商品やサービスが、テレビ広告によって自然と目と耳から情報が入り、店舗まで足を運ぶ、ネット検索する、購入するといった次の行動を取る人も大勢いるため、非常に効果的といえます。

印象に残りやすく記憶されやすい

テレビ広告の基本的な尺はCMで15秒と大変短いものですが、視覚や聴覚に強いインパクトを与えられるのがテレビ広告の特徴です。

さらに、短期間で何度も繰り返して放送することもできるため、視聴者の記憶に残りやすいこともメリットです。

企業や商品・サービスによってはさらにインパクトや話題性を演出するために、特徴的なフレーズやキャラクターを作る、オリジナル音楽を制作したり、有名アーティストの楽曲を使うなど、より人々の印象に残りやすくするよう工夫しています。

購買意欲を促進しやすい

テレビ広告は、商品やサービス購入後のメリットをわかりやすく伝えています。

企業側の押し売りよりも、「購入後にはこれだけのメリットがある」ことを伝えているので、購買促進につながりやすい点が特徴です。

視覚と聴覚で訴求することができる

新聞広告や雑誌広告の場合、商品やサービスを平面的に映し出した画像とテキストで構成されているため、視覚にしか訴えることができません。

また、ラジオ広告やデジタル広告などは、視覚か聴覚のどちらか一つにしか訴えることができません。

一方、テレビ広告の場合は映像と音声の相乗効果により、視覚と聴覚の両方から訴求することができます。

例えば肉がジュージューと焼ける音は、思わず食べたいと感じてしまう「シズル感」と呼ばれる効果で、テレビ広告はこうした訴求力に長けています。

テレビ広告のデメリット

メリットの多いテレビ広告ですが、デメリットについても押さえておきましょう。

他媒体に比べ広告コストが高い?

新聞、雑誌、ラジオといったマスメディアや、インターネット広告などの他媒体と比較すると、テレビ広告はCM制作費や電波料といった多額のコストがかかるため、デメリットといえます。

さらに、各テレビ局が定めている審査基準を満たす必要もあり、各局の考査で問題ががある場合はCMを再編集するといったことも起こります。しかし、審査基準を満たしたテレビCMは、信頼性が高いともいえるため、ブランディングには有効な媒体といえます。

一方、CMなどのブランディング主体のアプローチではなく、インフォマーシャル等、テレビ通販番組を出稿する観点からすると、コストは出稿する波種や尺、時間帯によりますが、CSやケーブルテレビなどであれば、1本数千円から出稿できるため、比較的低予算でも出稿は可能です。

効果測定がしにくい?

テレビ広告は効果測定がしにくいのがデメリットと言われ続けています。

現在、テレビ広告の効果測定として主流になっているのがGRP(延べ視聴率)ですが、視聴者がCM放映中もテレビを見ているのか、企業側がターゲットとしている層がきちんと見ているのかといったことまでは把握できません。

そのため、実際にターゲット層にテレビ広告のメッセージが届いているのか、購買行動の影響を与えたものがはたしてテレビ広告なのか、測定しづらくなっています。一方で、昨今ではノバセルなどが支援に乗り出し、CMとデジタルを連動させ、費用対効果を測定するようなソリューション支援をはじめていたりと、効果測定に関する環境は変化が起きつつあります。また、テレビ通販市場では、後段で言及していますが、出稿1本1本の費用が明確なため、費用対効果を測ることは容易になっています。

ターゲットのセグメント化には弱い

テレビ広告は、番組や放映時間帯によって価格も異なり、ターゲットもある程度は絞ることができます。

しかし、例えば以前は平日日中は「主婦層」に向けたテレビ広告を放映することが一つのセオリーとされてきましたが、現代では共働き世帯が大半で、仕事をリタイアした高齢者も多数この時間のテレビを視聴しているため、主婦層に限った訴求が有効であるとはいいきれなくなっています。

一方、インターネット広告の場合、どんなユーザーがどこからアクセスし、どのくらいの時間そのページに滞在しているかといった履歴を簡単に把握することができるため、ターゲットのセグメント化には大変有効的な媒体であるといえます。

つまり、視聴者に対し、一方的に情報を伝えるのがテレビという媒体であり、ユーザーとの双方向性コミュニケーションに強いのがインターネット媒体であるといえます。

テレビ広告の効果測定とは

前述の通り、テレビ広告は視聴者が確実にそのCMを見ているかどうか可視化できないため、効果を測定しづらいことが前提となります。

しかし、GRP(延べ視聴率)と呼ばれる計測方法はあり、これはその番組や時間帯の平均視聴率にテレビCM本数を乗じた数値を表わしています。

例えば、平均視聴率が20%あるテレビ番組が放送されていて、この番組中にCMを4本流すと、GRPは80となります。

この数値が高ければ高いほど、多くの視聴者がテレビCMを見ていたことになり、電波料といった費用も高くなります。

ただし、録画番組でもテレビCMをカットして視聴できる機器も現在では多いため、GRPだけで実態を正確に把握することは不可能になっています。

テレビ通販としてのテレビ広告の費用対効果について

一方、CMなどのブランディング主体のアプローチではなく、インフォマーシャル等、テレビ通販番組を出稿する側の観点からすると、メディア1本あたりの費用は明確であり、必ずCTA(コールトゥアクション)と呼ばれる、購入を促す演出が入ります。

コールセンター側で、受注件数を捉えているため、費用に対しての効果測定は、容易です。最近の演出では、ウェブ受注へ繋げるためQRコードを表示する演出も増えてきています。テレビ通販を利用している各通販事業者は、費用対効果をデイリーでウオッチし、検証改善に努めています。

【お役立ち資料】:テレビ通販の制作費用や広告費用ってどのくらい?にお答えする資料

まとめ

テレビ広告には、大人数の人々に視聴してもらえる、視覚や聴覚の両面から訴求することができるため記憶や印象に残りやすい、購買促進につながりやすいといった多くのメリットがあります。このようなメリットはどれも、テレビ広告ならではの特徴であるため、他媒体には存在しません。

一方、コストが多額となってしまう、ターゲットのセグメント精度が低いといったデメリットもありますが、テレビ通販市場では、ダイレクトマーケティングとしての媒体価値が高く、特に50歳以上の女性層をターゲットとした、化粧品、健康食品、食品、旅行、ジュエリー、雑貨等の通販事業者が、売り場として活用をしているのが実態です。

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