通販における広告・販促の種類

通販の広告や販促(販売促進)には多様な方法があります。通販事業の運営で売り上げアップを狙う際には、適切な広告や販促方法の選定が重要になってきます。

現在では広告や販促は多様化していますが、従来からあるチラシやダイレクトメール(DM)を活用した広告や販促は、デザイン面の課題をクリアすれば今なお効果的な手法です。ここでは通販における広告・販促の種類をはじめ、チラシ・ダイレクトメール(DM)のデザイン面の課題点、効果的なチラシ・ダイレクトメール(DM)の作成方法についてご紹介していきます。

通販における広告・販促の種類とは?

そもそも通販とは、通信販売の略称で通信によって注文を受けた商品を、郵便や宅配便で配送する販売方式のことです。従来はテレビや新聞、雑誌といったマスメディアを通じで、通販が行われていましたが、昨今はECサイトやオンラインショップといったWebサイトを活用した方法が増えています。

このようにオンラインでの通販が主流になっていることもあり、通販の広告や販促もオンラインで行えるディスプレイ広告やリスティング広告といったWeb広告に移行しつつあります。しかし従来からあるチラシやダイレクトメール(DM)を活用した広告や販促に、効果がなくなったかと言えばそうではありません。

実際にWeb広告が主流になっているからこそ、従来からあるチラシやダイレクトメール(DM)を活用した広告や販促が効果的なケースもあります。そのため通販で売り上げアップを狙うには、広告や販促の種類を理解し、商品に最適な方法で消費者へアプローチすることが重要です。

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通販のメジャーな広告・販促

まずここでは数ある通販の広告・販促の中でも、特にメジャーな広告・販促についてご紹介していきます。

チラシ

チラシは特にメジャーな方法で、大衆向けにデザインされた一枚刷りの印刷物で広告・販促する方法です。新聞や雑誌が通販の主流だったときには、もっとも活用されていた広告・販促方法の1つです。

電話

電話を活用した広告・販促方法は、電話営業やテレアポと呼ばれるケースが多くなっています。従来に比べて活用されるケースは減少傾向にありますが、通販での電話を活用した販促は有効な手段として現在も多く活用されています。

実際にターゲットに直接アプローチできるため、オペレーターの販促スキルが高い場合や、適切なテレアポリストが確保できている場合には、アップセルやクロスセルにも繋がる効果的な方法です。また、他の通販企業の顧客リストを活用した新規会員の獲得のプロモーションとして電話を活用しているリピート通販の企業も少なくありません。

テレビ

テレビを活用した広告・販促方法として真っ先に思い浮かぶのが、テレビCM(コマーシャル)です。テレビCMの他にも、インフォメーション(情報)とコマーシャル(広告)を掛け合わせたインフォマーシャルがテレビの広告・販促方法として挙げられます。

一般的なテレビCMが15秒から30秒程度なのに対して、インフォマーシャルは一般的に60秒から29分の尺で行われます。最長で29分の時間が設けられているように、内容にこだわり長い時間をかけて消費者へアプローチできる点が特徴です。CMは費用対効果が見えづらいと言われてますが、デジタルを活用した効果測定により、以前よりも検証がしやすくなっています。テレビ通販に関しても枠単価が明確で費用対効果をしっかりと出すことができます。

Web・動画

現在主流になっているのが、Webディスプレイ広告やリスティング広告をはじめとするWeb広告や動画広告といったWebを活用した広告・販促方法です。また動画はテレビCMのように多額の費用をかけずとも、高い視覚効果で消費者へアプローチできるため、近年では特に注目されています。

具体的には、自社商品と関連性が高い情報を扱うWebメディアに広告掲載を依頼したり、知名度や登録者、視聴回数が多い「Youtuber」に商品のプロモーションを依頼するといった方法が挙げられます。

店舗・催事

商業施設やスーパーマーケットといった店舗でのイベントの際に行うのが、店舗や催事に伴う広告・販促です。基本的に対面での取り組みになるため、スタッフのコミュニケーション能力や広告・販促のスキルが高い場合には効果的な方法です。高額商品や、定期商品などの説得商材には向いていますが、スタッフのスキルの醸成に時間がかかり、スケールするには少々時間がかかるというデメリットもあります。

通販におすすめの広告・販促

上記でご紹介した通り、ここでご紹介しただけでも通販の広告・販促の方法は多様です。しかし電話はオペレーター・営業担当者のスキルや電話リスト・スクリプトの質などに依存する、テレビは費用がかかる、店舗・催事はスケールするのに時間がかかるなど、それぞれデメリットもあります。そこでチラシやダイレクトメール(DM)を活用した広告・販促がおすすめの方法になります。

チラシ

チラシは上記でもご紹介した通り、従来からある広告・販促方法です。しかし昨今はチラシを活用したプロモーションサービスを提供する会社を利用することで、高い成果を得ている事例もまだまだ存在していることは確かです。

このような代行会社を利用すると、自社の商品に適切なターゲット・デザイン選定、商品の特性に応じた媒体に合わせて広告・販促ができたりと優れた成果が期待できます。

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ダイレクトメール(DM)

個人もしくは法人宛に商品案内やはがき、カタログを発送する広告・販促方法がダイレクトメール(DM)です。基本的にダイレクトメール(DM)は住所や氏名が把握できている顧客や見込み客が対象になるため、すでに自社商品の購入経験や資料請求経験がある方が主なターゲットになります。

チラシ同様にダイレクトメール(DM)も従来からある方法ですが、昨今は膨大なデータから費用対効果の高いターゲットを選定し、その上で効果的なデザインを制作できる企業も出てきています。このようにダイレクトメール(DM)を代行してくれる企業を活用するのも有効です。

通販で広告・販促を始める際の課題点について

 

通販の広告・販促方法をご紹介したところで、ここからは実際に通販で広告・販促を始める際の課題点についてご紹介していきます。課題を踏まえ効果的な方法で、広告・販促をすすめるようにしましょう。

取り扱い商品における効果的な広告・販促の種類がわからない

上記でご紹介したように通販の広告や販促方法は多様で、上記以外にもさまざまな方法があります。そのため、取り扱い商品における効果的な広告・販促の方法がわからないといったケースが1つ目の課題として挙げられます。

実際に、商品に適した広告・販促方法を選ぶのは難しく、さらにそれを実践するとなるとデザインやプランニングなど、次から次に課題となる点が出てくるのも事実です。

効果的なチラシやダイレクトメール(DM)のデザインがわからない

チラシやダイレクトメール(DM)は、デザイン面を工夫し、適切に活用すれば効果的な方法です。しかし効果的なチラシやダイレクトメール(DM)のデザインを企画し制作、さらに実行するのには、課題が多いのも事実です。

特に効果的なDMのデザインやレイアウトは過去の成功事例やデータを基に作成する必要があり、自社内ではデータやノウハウが蓄積されていないため作成のコツが分からないことも多いかもしれません。またチラシやダイレクトメール(DM)のデザインに掲載すべき情報がわからないといったケースも課題として挙げられます。

【参考記事はこちら】:販促チラシの効果を上げる3つの作成ポイントを分かりやすく解説

効果的なチラシ・ダイレクトメール(DM)の作成方法

最後に効果的なチラシ・ダイレクトメール(DM)を作成するための方法を3点ご紹介していきます。

チラシやダイレクトメール(DM)に掲載するべき情報とデザインを確認しよう

まずチラシやダイレクトメール(DM)を活用した広告・販促を進めるためには、掲載すべき情報を整理する必要があります。実際に掲載する情報は、商品によって大きく異なりますが、何よりも重要なのは消費者目線を重視することです。

あくまでも商品を購入するのは消費者であり、自社が提供したい情報を掲載すれば成果を見込めるわけではありません。またこれは情報をデザインに落とし込む際にも重要な点で、「消費者にとって必要な情報は何か?」「消費者にとって良いデザインは何か?」を基準にし消費者目線を持った上で効果的なデザイン制作がポイントです。

【参考記事はこちら】:健康食品のチラシは薬機法(薬事法)に要注意!気をつけるべき4つのこと | 通販支援ノート (nissen.biz)

チラシやダイレクトメール(DM)のテストやデザイン改善を繰り返そう

チラシやダイレクトメール(DM)は、1度で期待通りの効果が得られるケースはほとんどありません。そのためテストやデザイン改善を繰り返し、最適なデザインを見つけていく必要があります。

この際に過去の販売データや顧客データ、広告や販促に関するデータなどがあると、データを基準にチラシやダイレクトメール(DM)を作成できます。初めて作成する場合やデータの蓄積がない場合は、上記でご紹介したように消費者目線を大切にし、一から作り上げていくことになります。

カタログやチラシ、小冊子を同梱しデザインをテストしよう

チラシやカタログは既存顧客ではない層に有効な広告・販促の方法ですが、アップセルやクロスセルを狙う際にも有効な方法です。例えば商品を購入してくれた消費者に対して、商品を郵送する際に関連商品のチラシやカタログを同梱することで、他の商品を購入してくれる接点を設けることができます。

また同梱したチラシやカタログも1度で適切なデザインができるとは限りませんので、こちらも改善を繰り返し、より効果を高めていく工夫が必要です。

まとめ:適切なデザインを提案してくれる通販支援サービスを活用しよう

通販における広告や販促は、今回ご紹介した他にも様々な種類があります。またチラシやダイレクトメール(DM)は効果的な広告・販促方法ですが、デザインに関してはテストし、成果に応じて改善を繰り返すことが重要です。

とはいえ自社で数ある中から広告・販促方法を決定し、さらに企画、制作、実践するには膨大な労力と時間がかかります。また実践したものの、成果が出ずに無駄になってしまうケースも珍しくありません。

そこで適切なデザインを提案してくれる通販支援サービスを活用するのも1つの方法です。通販支援サービスを活用すれば、広告・販促業務をそのまま外注できます。また実績のある通販支援サービス会社であれば、過去のデータに基づいた再現性の高い成果を期待できます。

ニッセンは通販会社としての実績が多数があるため、商品のターゲットに合う広告・販促方法やデザインについて最適なご提案が可能です。通販の広告や販促の企画やデザイン制作などにお悩みの場合はぜひ弊社をご利用ください。