テレビ広告を流す3つのメリットと2つのデメリットを紹介

株式会社電通の調べによると、2020年の総広告費6兆1,594億円のうち、テレビ広告費は1兆6,559億円でした。
インターネット広告の市場規模が急成長しているものの、テレビ広告も総広告費の26.8%を占めています。[注1]

テレビ広告を出稿すると、どんなメリットが得られるのでしょうか。
また、テレビ広告にデメリットはあるのでしょうか。

この記事では、テレビCMやインフォマーシャルなどのテレビ広告の出稿をお考えの方のため、テレビ広告の強みと弱みを紹介します。

[注1]株式会社電通:2020年 日本の広告費

テレビ広告を流す3つのメリット

テレビ広告は他のメディアと違い、視聴者の「印象に残りやすい」「信頼を得やすい」という特徴があります。
テレビ広告を流すメリットは次の3点です。

印象に残るプロモーションを展開できる

テレビ広告は、映像を活用して商品やサービスを訴求するため、視聴者の印象に残るプロモーションを展開できます。
文字や写真だけのプロモーションよりも、効果的に商品やサービスの魅力を発信可能です。

また、テレビ番組によっては有名人やタレントが起用されるケースもあり、視聴者の購買意欲促進につながります。
実際に株式会社サイカの調べでは、「購買意欲を促進する媒体」として、アンケート回答者の77.4%が「テレビCM」を挙げています。

また、「印象に残りやすい媒体」という設問でも、全体の86.2%の人が「テレビCM」だと答えています。[注2]

[注2]株式会社サイカ:消費者1,269人に聞いた 購買意欲・印象・信頼に影響する広告媒体アンケート調査

ターゲットを選定できる

テレビ広告のもう1つのメリットが、ターゲットを選定しやすい点です。
テレビ広告を流す時間帯や、放送中のテレビ番組によって、視聴者層が異なります。

視聴者層に合わせてテレビCMやインフォマーシャルを流すことで、顧客のセグメントが可能です。
たとえば、20~30代の女性がターゲットのコスメやファストファッションなどを販売する場合、若い女性の視聴者が多い21時以降のスポーツやニュース、バラエティなどのテレビ番組でCMを流すことで、商品を効果的に訴求できます。

テレビショッピングなどの広告出稿の考え方として、早朝帯であれば、よりシニア・シルバー層がターゲットとなりますし、日中帯であれば、50代の主婦層も入ってきます。

視聴者からの信頼度が高い

テレビは4大マスメディア(4マス)の1つで、長い歴史のあるメディアです。
そのため、視聴者への影響力が高く、商品やサービスに良いイメージを持ってもらいやすいという特徴があります。

株式会社サイカの調べによると、「信頼できると思う媒体」としてもっとも回答が多かったのが「テレビCM(66.9%)」です。世代別に見ても、15~19歳の若い世代(男性:72.5%、女性:78.7%)から60際以上のシニア世代(男性:68.2%、女性:65.7%)まで、テレビ広告は高い信頼度があります。
テレビの影響力を活かし、効果的なプロモーションが可能です。

テレビ広告を流す2つのデメリット

一方、テレビ広告を流すデメリットは2つあります。
他の広告媒体のメリットやデメリットと比較し、自社に合った広告媒体を選ぶことが大切です。

若者のテレビ離れが進み、若年層にリーチしづらい

テレビ広告のデメリットの1つは、若者のテレビ離れが進んだ結果、若年層にリーチしづらくなっている点です。総務省の「令和2年版 情報通信白書」によると、1日あたりのテレビ(リアルタイム)の視聴時間は、10代、20代共に減少傾向にあります。2019年の10代の平均テレビ視聴時間は69.0分で、2015年(95.8分)から26.8分減少しました。20代も2019年の1日の平均視聴時間は101.8分で、2015年(128.0分)から27.2分減少しています。[注3]このように、10代、20代のテレビ離れが年々進んでいる中、テレビ広告で効果を上げるためには、若年層のターゲットが好む時間帯や番組内容を分析し、より綿密なセグメントが求められます。

[注3] 総務省:令和2年版 情報通信白書

媒体によっては高額なコストがかかる

媒体によっては、高額なコストがかかるのもテレビ広告の特徴です。
とくに地上波や系列局で、ゴールデンタイムにテレビCMを放送するようなケースでは、放送枠の購入に多額の費用が必要です。

一方、ローカル局の放送枠は、尺、曜日、時間帯、バイイングの仕方等、様々な要素がありますが、数万円から購入できます。
広告予算に合わせてメディアを選びましょう。

テレビ広告を制作する3つの方法

テレビ広告といっても、「テレビCM」「インフォマーシャル」の2種類に分けられます。
ここでは、それぞれの制作方法の違いや特徴を見ていきます。

番組の間に15~30秒の短尺の映像を流す「テレビCM」

テレビCMは、テレビ番組の間に流れる15~30秒ほどの短尺のテレビ広告です。
テレビCMは、さらに「タイムCM」「スポットCM」の2種類に分けられます。

タイムCM あらかじめ指定したテレビ番組の合間にCMを流す方法

提供番組を指定できるため、視聴者層に合わせたターゲッティングが可能

提供CMともいう

スポットCM テレビ局と契約し、一定期間CMを放送する方法

CMが放送される時間帯はテレビ局が決める代わり、広告費が比較的安価

また、タイムCMよりも柔軟に放送期間を指定できるのも特徴

スポットCMは、イベントやキャンペーンの告知に向いています。一方、タイムCMはターゲッティングに基づき、商品やサービスを訴求するのに向いているといわれています。

14分や29分の長尺の映像も流せる「インフォマーシャル」

インフォマーシャルはインフォメーション (information) とコマーシャル(commercial)の造語で、商品やサービスのPRに特化した広告です。
テレビCMと違い、1分、2分、5分の短尺から14分、29分の長尺まで、さまざまな長さの映像を放送できます。

また、インフォマーシャルの最後には、「今すぐお電話ください!」など、CTA(コールトゥアクション)と呼ばれる演出を挿入します。
そのため、商品やサービスの魅力を発信し、購入意思を刺激するのに長けています。

テレビの映像制作には、企業単独のインフォマーシャルの他に、「協賛型(キャラバン)」「卸通販」というスキームがあります。
キャラバンは既存の通販番組に参画し、スタジオ型のインフォマーシャルを制作することが可能な方法で、自社の商品やサービスをPRできます。

他の広告主と制作費を按分するため、インフォマーシャルのなかでも比較的低コストです。

一方、卸通販はQVCやショップチャンネルなどの通販番組に自社の商品を持ち込み、販売してもらう「卸」のような販売手法です。
高い販促効果が期待できますが、審査基準も厳しく、卸のため自社の顧客リストとはならないという特徴があります。

【参考記事はこちら】:インフォマーシャルの意味とは?テレビCMとの違いを詳しく解説 | 通販支援ノート (nissen.biz)

テレビ広告の出稿のご相談なら、ニッセンへ

テレビ広告の出稿なら、ニッセンの「協賛型(キャラバン)×インフォマーシャル」サービスにご相談ください。
広告主と制作費を按分できる「協賛型(キャラバン)」と、短尺から長尺まで柔軟な映像制作を行う従来の「インフォマーシャル」の強みを組み合わせ、低コストで商品やサービスをPRできます。

また、長年EC・通販事業を展開してきたニッセンならではの知見を活かし、「商品力」を高めるテレビ広告を制作することが可能です。
テレビ広告の出稿をお考えの方は、ぜひニッセンにお問い合わせください。

まとめ:テレビ広告のメリットやデメリットを知り、自社に合った広告展開を

テレビ広告には、「印象に残るプロモーションを展開できる」「ターゲットを選定できる」「視聴者からの信頼度が高い」という3つのメリットがあります。

一方、テレビ広告を出稿するには局考査を通過する必要があります。
また、媒体によっては、他の広告よりも高額なコストが必要です。

テレビ広告のメリットやデメリットをよく吟味したうえで、自社に合った広告媒体を選びましょう。