新聞折込チラシとは?料金や他広告との違い、利用するメリットを解説

 

新聞折込チラシは、店舗の情報を近隣に届けたり、通販の販促を行ったりする際に有益な広告手法です。

しかし、実際に広告折込チラシを実施しようと思っても、料金相場や他手法と比べたメリット・デメリットが気になって二の足を踏んでいる人も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、新聞折込チラシの料金相場からメリット・デメリット、よく比較されるポスティングとの違いに至るまでを詳しく解説していきます。

新聞折込チラシの実施を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

新聞折込チラシとは?

新聞折込チラシとは、その名の通り新聞に折り込んで配布するチラシ形式の広告のことです。

新聞の発行部数は2005年以降は減少傾向にあり、日本新聞協会の調査によると2021年の発行部数は33,027,135部で、一世帯あたり部数0.57部と決して多くはありません。

参照:新聞の発行部数と世帯数の推移|日本新聞協会

しかし、それと同時にシニア世代を中心として固定読者層がいることも確かです。実際、新聞通信調査会が2020年に発表した調査結果によれば、月ぎめで新聞をとっている人の年代別の割合は、70代以上で82.9%、60代で77.7%、50代で66.6%と高く、今後も新聞(紙)を購読すると答えた割合も70代以上で79.8%、60代で70.6%、50代で52.3%も高い水準を維持しています。

参照:メディアに関する全国世論調査|公益財団法人 新聞通信調査会

このことから、新聞折込チラシという広告手法は今後も廃れることはなく、一定の顧客層をターゲットにした広告としては有効な手段であり続けるでしょう。

【参考記事はこちら】:通販の広告・販促におけるチラシ・ダイレクトメール(DM)に効果的なデザインとは?

新聞折込チラシの料金相場は?

新聞折込チラシの料金相場は、全国で平均すると1枚あたり3円前後です。そのため、比較的安価に実施することが可能な広告手法であると言えるでしょう。しかし、その具体的な料金体系は「折込チラシのサイズ」と「配布地域」のそれぞれで異なってきます。以下で詳しく確認していきましょう。

折込チラシのサイズで異なる

新聞折込チラシの大きさは、B4サイズとB3サイズが主流です。具体的な大きさはそれぞれ、B4が257mm×364mm、B3が364×515mmとなっており、B4はB3の半分の大きさです。

一般的な新聞の大きさは406mm×546mmなので、B3なら新聞にそのまま挟むことができ、B4なら2つ折りにした新聞にも挟むことができます。このことから、新聞折込チラシにはB4とB3のサイズが選ばれるようになりました。また、通販のマーケティングで折込チラシを活用する場合は、B4が最もメジャーなサイズといわれています。

料金相場は、B4の場合で3円前後、B3の場合だと5円前後になります。

配布地域で異なる

新聞折込チラシの料金は、配布地域によっても異なります。

都道府県別で見ると沖縄県がB4で4円、B3で7円と最高値ですが、それ以外の県ではB4とB3で金額の変動にバラつきがあります。

また、都道府県の中でも料金が異なることがあるため、実際に配布を検討する場合は、該当の地域の詳細な料金を確認するようにしましょう。

以下は、都道府県別の新聞折込チラシの相場表です。

都道府県 B4サイズ B3サイズ
北海道 3.1円 5.0円
青森県 3.3円 5.5円
岩手県 3.2円 5.3円
宮城県 3.0円 5.0円
秋田県 3.6円 6.1円
山形県 3.5円 5.25円
福島県 3.4円 4.4円
東京都 3.3円 4.5円
神奈川県 3.8円 5.0円
埼玉県 3.5円 4.7円
千葉県 4.0円 5.2円
茨城県 3.3円 4.4円
栃木県 3.5円 4.4円
群馬県 3.5円 5.0円
山梨県 3.2円 4.6円
長野県 3.05円 8.0円
新潟県 3.49円 4.85円
富山県 2.8円 5.0円
石川県 2.8円 5.3円
福井県 2.8円 5.6円
愛知県 2.5円 4.5円
静岡県 3.0円 4.8円
岐阜県 2.75円 5.6円
三重県 2.82円 4.8円
大阪府 3.05円 4.55円
兵庫県 3.1円 4.6円
京都府 3.1円 4.6円
滋賀県 3.1円 5.5円
奈良県 3.05円 4.55円
和歌山県 2.9円 4.4円
鳥取県 2.8円 3.9円
島根県 3.25円 4.25円
岡山県 2.7円 4.7円
広島県 2.7円 4.7円
山口県 3.3円 4.3円
徳島県 2.9円 4.4円
香川県 3.4円 5.4円
愛媛県 3.0円 5.2円
高知県 2.7円 4.5円
福岡県 3.3円 4.3円
佐賀県 3.3円 4.3円
長崎県 3.2円 4.2円
熊本県 3.2円 4.5円
大分県 3.0円 4.6円
宮崎県 3.0円 4.0円
鹿児島県 3.2円 4.4円
沖縄県 4.0円 7.0円

引用:全国折込料金表|マストチラシ.com

新聞折込チラシのメリット

メリット①:市区群、町丁目から全国へ訴求できる

新聞折込チラシは、市区群といった狭いエリアから全国規模の広いエリアに至るまで、幅広いエリアスケールで広告訴求ができる点が大きなメリットです。

また、町丁目といった更に細かい範囲で配布エリアを選ぶことができるため、地域密着型の商品やサービスを宣伝する際にも大きな効果が期待できます。

メリット②:配布日を指定できる

新聞折込チラシは、配布地域だけでなく配布する日程も自由に指定することができます。

たとえば、セールやキャンペーンの開始日に合わせて配布したり、テレビCMと連動させて「詳しくは今日の折込チラシで」といったようなクロスメディア施策を実施したりといった活用が可能です。また、広告代理店に依頼する場合は、同業種の過去の実績から、より反応率が高い曜日や時期などの相談をすることも可能です。より高い効果を得たいとお考えであれば、代理店の活用もおすすめです。

メリット③:即効性のある広告効果が期待できる・保管性がある

他の広告手法は実施日から効果が表れるまでに時間がかかりますが、新聞折込チラシは、配布したその日から広告効果を実感することができます。そのため、スーパーなど日毎にチラシ内容が異なる業態の場合は特に有効です。

また、個々人へ向けた広告手法と違い、新聞折込チラシは家(世帯)に届くので、気になるチラシは単体で保管されることもあり、家族と広告内容について相談して決断することができます。その結果、より実際の消費行動に繋がりやすいというメリットも考えられます。

メリット④:高齢者や主婦層にアプローチできる

冒頭でお話したように、新聞の購読層は年齢層が上がるほど高くなる傾向にあります。そのため、新聞折込広告は高齢者層をターゲットとする場合には特に効果的な広告手法であると言えます。

また、新聞は個人での利用よりも世帯での利用が多いため、そこに折り込まれるチラシは主婦の目に多く留まる傾向があります。そのため、主婦層にアプローチしたい場合にも新聞折込チラシは高い効果を発揮します。

メリット⑤:健康食品の集客に効果的

上述の通り、新聞折込チラシは高齢者や主婦層にアプローチしやすい広告媒体であり、健康食品の購買層も高齢者と主婦層が大きな比重を占めています。

事実、株式会社矢野経済研究所が2021年に実施したアンケート調査では、健康食品の購入場所は40~50代以降では通販がトップであり、特に年配層では通販利用の比率が男性65.0%、女性70.5%と高くなる傾向にあることがわかっています。健康食品はダイエットなど身体のお悩みに関する商品も多いため、店頭では購入しにくいと感じる方も多く、周りの目を気にせずに購入できる通販が利用されます。

このことから、新聞折込広告と健康食品の通信販売は、非常に親和性が高いと言うことができるでしょう。

参照:健康食品に関する消費者アンケート調査を実施(2021年)|株式会社矢野経済研究所

新聞折込チラシのデメリット

デメリット①:新聞をとっていない層にアプローチできない

新聞折込チラシは、新聞をとっていない層、特に若年層にアプローチしづらいというデメリットがあります。

総務省の発表したデータによると、2020年時点での新聞閲読の行為者率(1日に15分以上新聞を閲覧している人の割合)は、40~60代を平均すると平日約39%、休日1日で約36%と高い水準にあります。その一方、10~30代の場合は平日約6%、休日1日で約5%と著しく低くなっていることがわかります。

このことから、新聞というメディアは若年層を代表とした新聞をとっていない層へのアプローチは難しい広告手法であると言えます。

参考:情報通信白書 主なメディアの利用時間と行為者率|総務省

デメリット②:効果が持続しにくい

新聞折込広告には即効性のある広告効果が期待できる半面、その効果が持続しにくいというデメリットがあります。

新聞折込広告は、日々配達される新聞に複数社のものが折り込まれているため、すぐに新しいチラシが手元に届き、古いものはその都度捨てられてしまいます。そのため、新聞折込チラシの効果は長く見ても1週間程度と考えた方が良いでしょう。

スポット的なセールやキャンペーンの情報であれば一度の折込でも効果が見込めますが、そうでない場合は複数回、定期的に折り込む必要があります。

デメリット③:掲載できる情報量に限りがある

新聞折込チラシは、サイズの関係から掲載できる情報量に限りがある点がデメリットです。

先述のように、一般的な新聞折込チラシのサイズはB4(257mm×364mm)とB3(364×515mm)です。広告としての訴求効果を期待するのであれば、新聞と同じ文字サイズでは十分ではないため、掲載できる情報は自ずと少なくなってきます。新聞折込チラシを実施する場合は、限られた紙面に情報を不足なく掲載できるよう、適切なクリエイティブを制作することが必須だと言えるでしょう。

【参考記事はこちら】:販促チラシの効果を上げる3つの作成ポイントを分かりやすく解説

 新聞折込チラシとポスティングの違いは?

チラシを配布しようと思ったとき、新聞折込チラシとの引き合いにしばしば出されるのがポスティングです。実際、これらのうちどちらの手段を選ぼうか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

ここでは、新聞折込チラシとポスティングの違いについて、4つの観点に基づいて表にまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

比較観点 新聞折込チラシ ポスティング
ターゲット層 高齢者層・主婦層が中心 幅広い年代

建物のタイプなどでセグメント可能

配布エリア 市区群、町丁目から全国まで幅広く対応可能 幅広く対応可能だが、範囲を広げればそのぶん人件費がかかる

ポスティング禁止の建物が増えているため、配布精度にバラつきが出やすい

費用 1枚3円前後 1枚3~10円前後

指定エリア内すべての建物に配る「ローラー配布」、マンションや戸建てなどの建物のタイプごとに絞った「セグメント配布」など、方法や地域によって料金が変動する

配布サイズ、形態 B3、B4、B5サイズのチラシ ポストに入るものならサイズ、形態問わず可能

チラシ以外にもカタログやサンプル品などが対応できる

まとめ

今回は新聞折込広告について詳しく確認してきました。

新聞の発行部数自体は年々減少傾向にあるものの、毎月お金を払って購読している固定読者がいることも事実です。特に高齢者や主婦をターゲットとする場合はネット広告などよりも効果が高いことも考えられるので、ぜひ積極的に新聞折込広告を活用していきましょう。

新聞折込広告を実施したい場合、「近隣の新聞販売店に直接持ち込む」「新聞折込チラシの専門業者に依頼する」という手段に加えて、「通販支援会社に依頼する」という手もあります。

弊社ニッセンでは、通販支援会社として新聞折込チラシのご提案のみならず、お預かりした折込チラシをニッセンの通販カタログに同封したり、商品出荷の際に同梱したりといった通販プロモーション支援を行っております。

また、ターゲットやクリエイティブに合わせて適切な媒体の選定をご提案いたしますので、より効果的な広告の展開・拡大が実現できます。

新聞折込チラシをはじめ、広告プロモーションにお悩みの事業者様は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。

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