ダイレクトメール(DM)

 

DM(ダイレクトメール)は、顧客や見込み客を対象にして、商品・サービスの案内やカタログを発送するマーケティング施策です。実店舗の販売促進や広告宣伝活動にはもちろん、昨今はECショップや通販といったオンライン販売につなげるためにも、DMが活用されています。

このようなDMの発送業務を代行してくれるのが、DMの発送代行で、昨今は多くの代行会社が存在します。またDM発送を自社で行う際にも、代行会社に依頼する際にも、開封率や反応率などの広告効果を把握する指標を理解しておくことが重要です。ここでは開封率や反応率をはじめDMの広告効果、DMを広告・マーケティングに活用するポイントをご紹介していきます。

DMの発送代行とは?

DMは、販売促進や広告宣伝活動を主な目的として活用される、有用なマーケティング手法です。また対象者(BtoC・BtoB)や販売の形態(実店舗・オンライン)を問わず、幅広く販売促進や広告宣伝活動に活用されています。

またDMで高い広告効果を得るためには、ノウハウや顧客データのリストが重要です。さらにエリアや年齢、性別といったセグメント分けをして、対象者のニーズにマッチしているDMを送付することがポイントです。しかし高い広告効果を得るには、作成・郵送に時間やコストがかかるのも事実です。

このようなお悩みはDMの発送代行を活用することで解決することができます。またDM発送代行会社を活用することで、発送の手間を削減できるだけでなく、他社のノウハウや顧客データのリストを活用することも可能です。

DMを発送代行した場合の料金はどのくらい?

DM発送を代行した際の料金は、普通ハガキを1000通発送する場合、1通につき63円で合計63,000円が相場です。しかしDM発送代行の料金は一概に定義できません。というのもDMには、対象者・販売形態・発送地域・用紙サイズ・重さ・発送数といったように、さまざまな選択項目があり、それに応じて大きく料金が異なるためです。

そのため数千円程度で利用できるケースもあれば、数十万円・数百万円単位になるケースもあります。また発送数などによって、ディスカウントされるケースもありますので、代行会社へ問合せをおこない、料金を確認しましょう。

なお、日本郵便の広告郵便を利用される場合、基本の発送料金はこちらです。

はがき 63円
定型郵便物 25g以内 84円
定型郵便物 50g以内 94円

2000通以上であれば、基本料金から以下の割引率で発送することができます。

差出通数 割引率
定形郵便物

定形外郵便物

はがき
2,000通~ 12% 8%
3,000通~ 15% 11%
5,000通~ 18% 14%
7,500通~ 19% 15%
1万通~ 21% 17%
1.5万通~ 22% 18%
2万通~ 23% 19%
3万通~ 24% 20%
5万通~ 25% 21%
7.5万通~ 26% 22%
10万通~ 27% 23%
20万通~ 29% 25%
30万通~ 31% 27%
50万通~ 33% 29%
80万通~ 35% 31%
100万通~ 37% 33%

引用元:国内の料金表(手紙・はがき) – 日本郵便 (japanpost.jp)

広告郵便物 – 日本郵便 (japanpost.jp)

 ※郵便物(手紙またははがき)のうち、差出人自身の「商品の広告」、「役務の広告」、「営業活動に関する広告」を目的とし、同一内容で大量に作成された印刷物として認められたものの料金を割り引かれます。

DMの費用を安く抑えるコツとは?

自社で発送するにしろ、代行会社に委託するにせよ、DMの到着希望日までに余裕をもって発送できるのであれば、普通ハガキの場合は63円、長形3号のような定形郵便の封筒で手紙を送ったとしても基本料金の84円の送料で済みます。

しかし、制作や印刷スケジュールがタイトで時間に余裕がないと、速達で発送しなければなりません。速達の場合、基本料金の約4倍ものコストがかかるため、余裕を持ったスケジューリングが大切になります。

その他にも費用を抑えるためのポイントがいくつかありますので、確認していきましょう。

1.発送するDMの形状を検討する

DMの形状やサイズによって定型郵便になるか、定型外郵便になるかが変わります。どちらのサイズになるかで運送サービスを選択すると運賃を抑えることができます。

こちらでは参考として一般的な価格をご紹介しますが、発送代行会社では、基本的に法人契約をしているので、通常より安価に発送できる場合があります。詳細については発送代行会社へお問い合わせください。

定型郵便の場合

定型郵便の場合は、日本郵便で大口・法人向け料金として割引制度が設けられています。

1,000通以上から割引が適用されるため、できるだけまとめて発送することをおすすめします。

1,000通以上 バーコード割引

1.5%~最大3%割引

2,000通以上 広告郵便割引

8%~最大37%割引

利用者区分割引

3%~最大10%割引

※広告郵便物でなくても郵便区番号ごとに区分することによって郵便料金が割引になる制度です。

50,000通以上 特々(3本線)割引

3%~最大6%割引

拠点局差出割引

指定の拠点郵便局に持ち込むことで1%割引が加算

引用:大口・法人向け料金の計算/日本郵便

発送数量によって割引内容は異なりますが、上記のすべての割引を組み合わせると最大43%もの割引が適用されることになります。

まずは1,000通以上を目安にして、コストを抑えるとよいでしょう。

定型外郵便の場合

定型外郵便の場合は、日本郵便局のゆうメールや、ヤマト運輸のクロネコDM便などを活用すると運賃を抑えることができます。

  • ゆうメール

ゆうメールは高さ34cm×幅25cm×奥行3cm以内で重さ1kgまでの荷物を運ぶことができ、ポスト、郵便局のどちらからも差出が可能です。

以下が全国均一の基本料金となります。

重量 ~150g ~250g ~500g ~1kg
運賃(税込) 180円 215円 310円 360円

引用:ゆうメール/日本郵便

  • クロネコDM便

クロネコDM便はチラシをはじめ、カタログやパンフレットを全国へお届けできるサービスで、ポストに投函するだけでOKです。

料金は全国一律で数量や出荷形態などによって異なりますが、1冊の上限金額は167円(税込)となっています。

ただし、クロネコDM便は高さ×幅×奥行きの3辺の合計が60cm以内、最長辺34cm以内、厚さ2cm以内、重量1kg以内が利用条件となっています。

参考:クロネコDM便/ヤマト運輸株式会社

このように発送するDMの形状を検討し、各種発送方法の価格も比較しながら選択するとよいでしょう。

3.封筒をビニール製にする

PP袋やビニール封筒は紙の封筒よりも価格が安い傾向にあります。しかし、既製品サイズではなく、オリジナルサイズになる場合は普通の紙封筒を使用する方が安価になります。サイズに拘りが無い場合は、既製品サイズを使用することをお勧めいたします。

その他にも、フィルムでラッピングする方法もありこちらもコストは安く済みます。しかし、初回のDM発送では型を作成する費用がかかるため、同じサイズで何度もDM発送を行う予定がある場合にお勧めの方法となります。

これらのコストについてはケースによって異なるため、詳細については発送代行業者にお問い合わせください。

また、PP袋やラッピングのように透明の包装でDMを送る場合は、中身が見えるため、クーポン券などの特典やお得な情報を見えるようにしておくと開封率の向上も期待できるメリットもあります。

4.重量オーバーしない

定型封書の場合、25g以内であれば基本料金の84円で発送することができます。これはA4コピー用紙約3枚分となります。

「せっかく顧客へダイレクトメールを送るのだから、いろいろなチラシを封入したい」と重量を意識していないとすぐにオーバーしてしまい、25g以上50g以内は94円となってしまいます。これでは費用対効果を下げてしまうため、注意しましょう。

定型はがきの場合、基本となる発送料金は全国一律63円です。

一方、25g以内の定型封書の場合、全国一律84円となります。

しかし、大量に出すDMなどの場合は宛先までの距離によって料金が変わります。そして、近距離の場合は郵便局や運送会社の条件を満たすことで、割引が適用となる可能性もあります。

参考:郵便区内特別郵便物/日本郵便

開封率・反応率からみるDMの広告効果とは?

DMを活用する際には、広告効果を把握する際の指標である開封率と反応率について理解しておくことが重要です。ここでは、開封率と反応率についてご説明します。

DMの開封率とは

DMにおける開封率とは、発送した商品・サービスの案内やカタログなどのDMが、顧客や見込み客に開封された割合のことを意味します。例えばDMを100人に発送して、70人が開封した場合、開封率は70%となります。

一般的にDMの開封率は、70〜80%程度です。昨今は電子メールによるDMをマーケティングに活用しているケースも多くなっています。しかし紙媒体のDMの方が、開封率が高い傾向にあり、広告効果が高くなるケースも多いのが実情です。

参考:(一社)日本ダイレクトメール協会|「DMメディア実態調査 2019」報告

DMの反応率とは

DMにおける反応率とは、発送した商品・サービスの案内やカタログなどのDMに、顧客や見込み客が反応した割合のことを意味します。反応は商品・サービス、業種などによって異なりますが、サイトへの登録や来店などが代表的な反応として挙げられます。

その他にも商品の購入、サービスへのお問合せが挙げられます。例えばDMを100人に発送して、2人が商品を購入した場合、反応率は2%です。

DMの反応率は、オファーの内容により様々です。JADMAの過去の調査資料では、購入は2.8%、資料請求は2.1%、問い合わせは1.4%と、何を反応とするかによって、広告効果にも大きな変動があります。基本的にはサイト閲覧や会員登録などであれば、高い反応があります。来店やサイトでの商品購入などは、反応が低い傾向にありますが、オファーなど施策次第では反応率を改善することもできます。

上記でも触れたように、DMを活用する際は、広告効果の指標となる開封率や反応率を理解することが重要です。一般的にDMの開封率は、70〜80%程度です。昨今は電子メールによるDMをマーケティングに活用しているケースも多くなっています。しかし紙媒体のDMの方が、開封率が高い傾向にあり、広告効果が高くなるケースも多いのが実情です。

また、DMを発送の際に日本郵便を使用すると転居・転送サービスがあるため、宛先の方に住所変更があった場合でも転送してもらうことができます。DMの到達率は間接的に開封率や反応率に影響するため、このような観点からも運送サービスを検討する必要があります。

参考:(一社)日本ダイレクトメール協会|「DMメディア実態調査2018」調査報告書要約版

DMのメリットからみる広告効果

開封率・反応率以外にもDMには様々なメリットがあります。

顧客・見込み客に直接アプローチできるため高い広告効果が見込める

DMは顧客・見込み客に対して直接発送するため、直接アプローチできる特徴があります。そのため年齢や性別などをはじめとして、趣向や好みなどの詳細な情報を網羅した適切なリストを確保できていれば、高い広告効果が見込めます。

例えば子供向け通信教育のDMを単身世帯に発送しても基本的に広告効果は薄い傾向にありますが、子供のいる家庭のリストがある場合は、高い広告効果を得られる傾向にあります。

ターゲットに合わせて内容を細かにカスタマイズした広告が打てる

ターゲットに合わせて内容を細かにカスタマイズした広告が打てる点も、DMの特徴です。例えば駅に設置されている看板は、基本的に電車を利用する人がターゲットなので対象が幅広く、抽象的な広告になりがちです。一方でDMは、ターゲットの情報が明確になっていれば、以前購入してくれた商品の上位モデルを提案したり、好みのデザイン・仕様にカスタマイズしたりといった明確な広告が打てます。

費用・料金に応じた広告効果が見込める

DMは対象者・販売形態・発送地域・用紙サイズ・重さ・発送数などによって、料金が大きく異なります。その反面、そうした選択項目を細かに選択できるので、要望に合わせた分だけ費用・料金が発生します。

そのため自社がかけたい費用・料金をベースにして、広告効果を見込めます。例えば60,000円の予算がある場合、1通につき60円で1000通発送するDMを活用し広告効果が見込めます。

データを基にしたマーケティング・広告施策に活用できる

DMは一度だけ実施したら、終わりのマーケティング・広告施策ではありません。例えばポップなデザインAとモダンなデザインB、2種類のDMを各100通発送し、デザインAの広告効果が高かったとします。

このデータを基に、他の地域でもデザインAを採用し発送することで、高い広告効果を得られやすいと仮説を立てられます。こうしたデータを基にして、テストマーケティング・広告施策に活用できるのも、DMの特徴です。

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DMを広告・マーケティングに活用するポイント

最後にDMを広告・マーケティングに活用するポイントを3つご紹介していきます。

4つの要素を軸にDMを改善しよう

DMをはじめとした広告・マーケティング施策において、一度で思い通りの成果を挙げられるケースは稀です。そのためDMを改善し、広告効果を上げていくことが重要です。その際には下記、4つの要素を軸に改善しましょう。

ターゲット

DMでは、サイトへの登録・来店・商品の購入・サービスへのお問合せなど、ターゲットに反応してもらうことが重要です。そのため自分宛のDMだと認識してもらうことが重要です。

しかし、運送サービスによって表現の規定があるため注意が必要です。

  • 広告郵便
    以下のような個人を特定する文面を採用する場合、信書の扱いになるため郵便として(通数が2000通を超える場合は広告郵便として)発送します。
    例)
    「〇〇サービス会員の方へ」
    「〇〇の商品をお申し込み頂いた方へ」
    「〇月にお誕生日を迎えるあなたへ」
  • ゆうメール
    信書の配送は出来ないため、個人を特定する表現は避けましょう。
    例)
    「ニッセンからのお得なご案内」
    「〇月のイベント・キャンペーンのご案内」
  • クロネコDM便
    信書の配送は出来ないため、個人を特定する表現は避けましょう。

※信書に関しては指針がありますので下記総務省か郵便局のリンクにて詳細をご確認ください。

信書に該当する文書に関する指針.indd (soumu.go.jp)

信書に該当するものを教えてください – 日本郵便 (japanpost.jp)

万が一、信書扱いとなった場合、再印刷や発送方法の変更等余儀なくされるため、差し出す予定の郵便局で事前に確認されることをおすすめいたします。

オファー

DMにおけるオファーとは、商材の宣伝や販売促進のための条件や特典のことです。例えば塾のDMであれば「ご兄弟で入塾されると半額!」やグルコサミンの健康食品のDMであればDMであれば、「ひざのサポータープレゼント!」など、オファーを意識した文言が考えられます。

タイミング

特に季節色の強い商材のDMでは、発送のタイミングも重要です。上記のように塾を例にすれば、「高校受験を控えたお子様」などの文言で、中学2年次の学期末や入学時などのタイミングが考えられます。

クリエイティブ・デザイン

DMにおけるクリエイティブ・デザイン面は、ターゲットに与える印象を大きく左右します。

例えば高級感を演出したい商品の場合は黒を基調とする。

セール商品や定期購入の割引特典など購買意欲を刺激したいなら、赤やオレンジを基調とする。

健康食品やサプリメントなど健康的なイメージを与えたいなら、緑を基調とする。

などのケースが挙げられます。

ターゲット・セグメントを絞る

DMは細かなターゲティングやセグメントができる点が特徴です。セグメントには、エリア(郵便番号単位)・年齢(推定子ども年齢も含む)・性別・カタログ種別・購入商品群・購入金額・ネット会員(INET登録有無)・世帯年収・住居種別・などが挙げられます。

ニッセンのDM(ダイレクトメール)代行では、携帯キャリアなどのセグメントなども可能で、大手キャリア様からのご相談もございます。こうしたセグメントを商材に合わせて絞っていき、ターゲットに合わせて発送することが重要です。

信頼できる顧客リストを活用する

ターゲット・セグメントを絞ることと同様に、信用できるリストに発送することも重要です。DM発送の代行会社によって、信頼のおける顧客データリストを使用しているケースと、特にデータリストは保有しておらずとにかく量を捌くケースもあります。

高い広告効果を実現するためにも、信頼できる顧客リストの活用ができる代行会社に依頼するようにしましょう。また与信やDM拒否の有無なども、事前にチェックし信頼度の高い顧客へ発送できる会社だと安心です。信頼度の高い顧客リストを有している代行会社であれば、注目率・開封率も高い傾向にあります。

【参考記事はこちら】:通販の広告・販促におけるチラシ・ダイレクトメール(DM)に効果的なデザインとは? | 通販支援ノート (nissen.biz)

まとめ:DMは発送代行を活用し広告効果を高めよう

ECショップや通販が台頭に伴い、Web広告が注目される昨今でも、DMは広告効果の高いマーケティング・広告手法です。自社で対応が難しい場合には、広告効果を高めるためにも、DM発送代行会社を活用することも効果的な方法です。

またDM発送代行会社選びの際には、本記事でご紹介したようにダイレクトメールを改善してくれるか、ターゲット・セグメントを絞ってくれるか、信頼できる顧客リストを活用しているかなどを基準にしてみてください。

株式会社ニッセンでは、常にメンテナンスを欠かさない信頼のおける顧客データリストを使用し、詳細にセグメントできるDM(ダイレクトメール)発送代行サービスをご提供しております。DM(ダイレクトメール)発送をご検討の場合には、ぜひ弊社をご利用ください。

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